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2007年◎月◎日(快晴)
3歳女児虐待死の母親の友人の裁判の休憩中にすぐ目の前の法廷で、以前傍聴した"AV女優にビデオ撮影で重傷を負わせた"関連の裁判をしていたので傍聴しました。この法廷には5人ぐらいの警備員が法廷入口でセキュリティチェックをしていました。結構厳重なチェックに、ただならぬ雰囲気を感じます。今回は、問題になったビデオ製作会社"バッキー"の社長への尋問でした。

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[犯罪名称]:「傷害等(審理)」
[事件の概要]:AV女優に薬物(合法ドラッグ)を吸わせ猥褻行為を撮影しながら肛門に浣腸器具を挿入、器具を破裂させ直腸穿孔、肛門裂傷により全治4ヶ月の重傷を負わせた
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[登場人物] ※本名です※
被告人:栗山龍(背が高そう、意外と丁寧な喋り方をする、?歳、男性)
弁護人:(メガネ、40代後半、男性)
検察官:(メガネ、40代後半、男性)
裁判長:(めがね、50歳後ぐらい、男性):この時と同じメンバー
右陪審:(中年、50歳後半ぐらい、男性):この時と同じメンバー
左陪審:(若い、頭髪真ん中分け、40歳前半ぐらい、男性):この時と同じメンバー
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法廷にはいると弁護人による被告人尋問が行われていました。インターネットで見て想像していた被告人の風体とは全く違い、すっきりした顔つきで非常に丁寧に尋問に答えています。服装は、黒のスーツっぽい格好をしています。頭髪もすっきりしていました。
オイラのスケッチ
インターネットで検索した画像


弁護人「"水地獄1丁目"のことは覚えていますか?」
被告人「覚えていませんね」

(非常に優しい語り口調です。以降ずっと優しく丁寧に答えます。けっして嫌みな喋り方ではありません。むしろ好感が持てる答え方をしています。オイラは喋り方によって人間をある程度評価してしまうので、騙されやすいと良く言われます・・・)

弁護人「浜田(控訴審で懲役15年が決定)は、定例会で内容を報告したと言っていますが・・・」
被告人「覚えていませんね」
弁護人「"水地獄1丁目"を企画したのは誰ですか?」
被告人「浜田君だと思います」
弁護人「"水地獄1丁目"の監督は誰か知っていましたか?」
被告人「知りませんでした。この法廷で浜田君だとわかりました」
弁護人「日曜日に浜田から電話が来たことはありましたか?」
被告人「ありません。浜田君に限らず仕事の件で会社の人から電話が来ることはありません」
弁護人「日曜日に撮影しているのは何故ですか?」
被告人「撮影は製作側が決めているので、いつやっているかわかりません。たぶん、製作側の都合が良かったんだと思います」
弁護人「会社、え〜、内勤は日曜日はやっていますか?」
被告人「休みです」

こんな感じで、問題になったビデオの件で被告人が何か知っていることや被告人との関連がどうなっていたかを尋問していきます。被告人があまりにも丁寧に喋るのですがとぼけているのか本当に知らないのか、現時点ではわかりません。このあとも同じように尋問がずっと続きます。

弁護人「焼肉屋で食事をしたことがありますね」
被告人「麻生十番の叙じょ宴で4人で食事をしました」
弁護人「Aが参加していますか?」
被告人「はい、Bが急にこれなくなったと言うことで、予約をしていたので人数あわせのために誘った記憶があります」
弁護人「その時にあなたとつきあっていた女性も同席していると思いますが、その人がいる前でAVの話などしないですね?」
被告人「はい、しかも食事の席ですからね、通常考えてもそういうときには仕事の話はしません」
弁護人「"子宮破壊シリーズ"は見ましたか?」
被告人「見ていません」
弁護人「特に刑事事件になるとは思っていないので見ていないのですね」
被告人「はい」
弁護人「他のタイトルは見ていますか?」
被告人「作品内容に関しては興味がないので見ていません」
弁護人「アダルトビデオの製作会社の社長であることは間違いないですね」
被告人「はい、間違いありません」
弁護人「社長だったら、発売するビデオの内容をチェックするのではないですか?」
被告人「私の考えがおかしいのかもしれませんが、私の考えでは売れるかどうかは売ってみないとわからないですし、まず売ってみて売り上げがのびればシリーズを継続しますし、そうでなければシリーズを打ち切るという考えですので、作品内容は特にチェックしていません」
弁護人「作品のビデオのジャケットは誰が作っているのですか?」
被告人「浜田君です」
弁護人「ジャケットもチェックをしないのですか?」
被告人「ジャケットも作品の一部だと思っていますので製作側に任せています」

(中略)

弁護人「つきあっていた女性に"水地獄"のDVDを10月頃に見せたという他の人の証言があるのですがこれについてどうですか?」
被告人「その撮影は9月頃ですよね?DVDのリリースが11月頃だと思いますので、10月に見せると言うことは物理的にありえないと思います」
弁護人「しかも、つきあっている女性になんか見せないですよね」
被告人「はい」

(中略)

弁護人「プロダクションとの交渉も浜田がやっていたのですか?」
被告人「はい」
弁護人「浜田から交渉の仕方やなんらかの連絡をしてくることはありましたか?」
被告人「なかったです」
弁護人「"がちんこ"と言う言葉を聞いたことがありますか?」
被告人「私は使いませんが、浜田君が好んで使っていました」
弁護人「どういうときに使っていましたか?」
被告人「"子宮シリーズ"の時に使っていたように思います。しかし浜田君がどういう意味で使っていたかは、私からは正確に伝えられないです」
弁護人「女優の承認を取らないで撮影していると考えたことはありますか?」
被告人「ありません。浜田君から女優さんの交渉に通常の2〜3倍の報酬がかかると聞いていましたので、そのために高い報酬を使ったと認識していますので・・・」

(中略)

弁護人「ところで"子宮シリーズ"に出演したことがありますね?」
被告人「はい」
(え?出演していたの?社長なのに?
被告人「その時の男優さんが体調を壊し参加できなくなったと言うことで、浜田君から電話があり、女性を縄で縛るところを10分ぐらい手伝いました」
弁護人「あとでこの作品を見ましたか?」
被告人「見ていません」
弁護人「その時の女性は覚えていますか?」
被告人「覚えています」
弁護人「怖がっていましたか?」
弁護人「いえ、怖がっていませんでした。マネージャーさんも一緒にいたので、ちゃんと縛り方を説明した上で縛っています」
被告人「浜田は、"子宮シリーズ"は女優を怖がらせるのが目的だったと供述していますがどう思いますか?」
弁護人「びっくりしました。そのシリーズにしろレイプものにしろ、ちゃんと女優さんやプロダクションの方と話し合いをして納得して上で契約していたと思っていたので、信じられないです」

(ここまでの尋問内容からは、あくまで被告人は製作会社の社長という立場だけで、ビデオの製作、プロダクションとの交渉、女優との打ち合わせは全て浜田に任せていたと言うことを主張しています)

被告人「被告人は、何も責任が無いと思っていますか?」
弁護人「私は、事実、オーナーですし、怪我をされている女優さんもいらっしゃるので申し訳ないと思っています。これは民事的にはちゃんと保証しなければならないと思っています。但し、刑事的に責任を負わなければならないとは到底思えません」

この後も尋問は続きますが、要点を抜粋します
・ 浜田及びNの証言と被告人の証言が異なる
・ 撮影前の企画書を浜田は提出したと供述しているが、一度も提出されたことはない
・ 撮影後、それを商品するかどうかの決定権を被告人が持っていたと浜田は供述しているが、撮影が終わった
  時点で商品化は前提なので、被告人に決定権があったと言うことはない
・ 「やらせで撮ったら"子宮シリーズ"ではない」と浜田は被告人に言われ撮影に対するプレッシャーを受けていたと
 浜田は供述したが、被告人は「人に対してそのようなことを言ったこともないし、まして威圧的にもの
  を言うことはありません」と
・ 被告人は女優のプロフィールの写真を見たことがない
・ 浜田は会社の外で製作費に使うお金を被告人から受け取ったと供述しているが、被告人曰く会社の外でお
  金を渡すことはない
・ 浜田は被告人から撮影に関するアドバイスを貰っていたと供述したが、一度もアドバイスしたことはない
・ 浜田が社長になっている外部委託会社(ABCディス?)を使っているとは知らなかった・・・

新事実が出てきました。ビデオの監督をしていた浜田は、バッキーに内緒で会社を立ち上げ、そこの社長になっていたようです。この内容を尋問するために、弁護人は手持ちの何やら資料と数枚の名刺を被告人に見せ、内容確認を進めます。バッキーは浜田被告人に対して給料として毎月30万支払っていたのにも関わらず、製作費を自分の会社(ABCディス?)に流していたらしいと被告人は説明しながら、その外部委託会社(ABCディス?)とは別の外部委託会社(ホワイトディス?)も作り、素人の男優と偽って撮影に参加していた男優の出演料をその外部委託会社(ホワイトディス?)を通して外部委託会社(ABCディス?)の方へ流していたらしいようなことも被告人は説明していました。

こんな感じ↓


裁判長は、「それを立証してください」と弁護士に指示を出し、本日は閉廷になりました。予定では検察側の反対尋問も予定されていたようですが、反対尋問に1〜2時間かかると言うことで別の日になりました。

9/18(火)13:30〜17:00 検察側の反対尋問
9/20(木)取り消し
10/5(金)10:00〜 論告・求刑
10/22(月)10:00〜 判決

全ては傍聴できないと思いますが、都合があえば引き続き追いかける予定です

早速、週明けの9/18(火)13:30〜17:00 検察側の反対尋問です。傍聴しようかな?

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2007.09.17 | 傷害系 | トラックバック(1) | コメント(0) |

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